浄福寺城


形式 山城 【位置】八王子城の北側(搦め手口)にあり、甲州からの陣場街道を制する。
年代 室町期〜戦国期
城主 大石氏
遺構 郭・堀切・竪堀・畝堀・土塁・投石
所在地 八王子市下恩方町
訪城日 2011.10.26、2011.11.2日


浄福寺の西側尾根の先端に位置する観音堂がある郭。 観音堂から更に上ると尾根の両側に連続竪堀がある。
主郭下の腰郭に残る投石用の河原石。 主郭北西下の堀切。この下に一段の腰郭と細尾根の先に堀切が一条(左下写真)
で、この城は、甲州側に備えていたと言われている割には、この尾根の備えは簡素
である。
主郭北西尾根の堀切を西側から撮ったもの。城側に段差を持たせている。 主郭へのスロープ状の城道。右の主郭から横矢に晒される。
主郭の南側。主郭は中央に一段高い櫓台状(指揮所か)の小平場があり、
その東側は土塁状に繋がり南北を分けている。右に一段高い指揮所?が
見える。
主郭の北側。南側に比べて狭い。
主郭上段の指揮所、若しくは櫓台。 主郭東下の1条目の堀切。左上が主郭側。この堀切から南側に下る尾根筋へ
取り付ける。
堀切を過ぎた所の郭。削平されており、先の堀切側に土塁が残る。 左写真先の堀切。先には小郭と二重堀切があり、厳重に防備している。
二重堀切の一条目。 北東尾根の最端の大堀切。
三条の畝状竪堀が暖斜面に掘られ、通路を狭めており右上には土塁を伴った
堡塁(右写真)がある。
畝状縦堀を制する堡塁遺構。
主郭南東尾根の堀切。各尾根には防御施設が施されている。 同じく南東尾根の堀切。西側の堀下りは、竪堀となって延びている。
同じく南東尾根の土橋を伴う堀切。上が主郭側。 南東尾根の先端付近にある舌状の郭。
主郭の北東尾根途中から南東へ下る尾根にある堀切。奥が尾根先。 同じく尾根の分岐に位置する、内枡形状の虎口部。両側には挟み込む様に郭が
ある。
内枡形状遺構の右側郭先の堀切。