葛山城


形式 山城 【位置】佐野川の西に建つ仙年寺背後の山に位置し、南に館跡が残る。
年代 室町期〜戦国期
城主 葛山氏
遺構 郭・土塁・堀切・竪堀・空堀・虎口・水の手
所在地 裾野市葛山
訪城日 2014.5.14日


城址の東尾根先にある長方形の大手郭。北側に腰郭が付随している。
奥側が主郭方面。
大手郭から東郭を経て、東側の二重堀切に至る。奥が主郭側。
東側二重堀切の一条。 主郭南側の空堀跡。竪堀も掘られ、斜面移動を制限している。
南側の空堀から下る竪堀と土塁。 主郭北側の畝状横堀。
主郭東側下の帯曲輪。左が主郭。 主郭南側下の帯郭。右が主郭。
主郭南側下の帯郭から二の郭を見る。奥に土塁と虎口がある。 二の郭の喰い違い虎口と、西側尾根に備えた土塁。
東側尾根と同じく、西尾根も二重堀切で守りを固めているが、奥の西郭側が一段と高く
なっており、山側へ逃げる場合は西郭に兵を留まらせ、堀切で時を稼ぐ構想であったろう。
二の郭から主郭へ入る喰い違い虎口と、北側土塁を見る。
主郭を南側から見る。 西側の二重堀切から二の郭を見る。堀切は東側に比べて規模が大きい。
西郭を西側から見る。奥が二の郭。 西端の小さな堀切と西郭(奥)。麓の仙年寺裏手に葛山氏歴代のお墓が、
また、更に西側の尾根上には、葛山かくれ城が残っている。
仙年寺から葛山館跡を見る。四方を土塁で囲われ、虎口も残り保存状態も
良好でです。根古屋式城郭の見本的な城址なので、初心者の方や女性の
方にも分かり易く、お勧めです。車は仙年寺の駐車場を利用出来ます。