宮脇城


形式 山城 【位置】
三津城がある発端丈山から、北に伸びる尾根の途中、三津城北砦(仮称)のピークから分派する尾根の先端部に位置し、内浦湾が目前に迫る。西側には気多神社が建つ。
年代 戦国時代
城主 富塚善四郎
遺構 郭・堀切
所在地 静岡県沼津市内浦三津
訪城日 2012.10.10日
参考資料 「静岡県の城跡」



【歴史】
宮脇城は静岡古城研究会によって、平成14年に発見された城ですが、詳しい事は分かっていない。



【遺構】
気多神社の横から続く尾根の小ピークに主郭を置き、背後を一条の堀切を入れただけの極小さい数人程で守る城である。前面には祠を隠すように石が積まれ、祠の階段がある左側が虎口と思われる。虎口を出ると左に下り、更に右へ折れて尾根を下るので、小さいながらも横矢を掛ける工夫がされている。主郭内は10m×5m程の広さしかない上に、大岩が二つと祠横の岩で更に狭くなっている。


【左上】谷戸の奥にある墓地から尾根へ上がり、城址へ向かう。
【右上】直ぐに堀切に着く。
【左上】主郭を堀切側から撮ったもの。祠と石が見える。
【右上】祠側から主郭内を撮ったもの。大きな岩が露出しており、内部は狭い。これだけ小さな城に出会ったのは初めてである。
【左】岩を利用した虎口。


【道】
県道17号線の「三津三差路」交差点から、三津シーパラダイス方面へ向かうと直ぐ右側に内浦漁業協同組合の駐車場が有るので、ここへ車を置かせて頂く。県道の反対側正面奥に気多神社が見えるので、神社右側の道を道なりに上って行くと、突き当たりに墓地が有り、そこから左へ上がる山道を辿ると3分程で城址に着く。