大沢城


形式 山城 【位置】那賀川と明伏川に挟まれた合流点にあり、独立した山に築かれている。
年代 室町期
城主 不明
遺構 郭・土塁・堀切・空堀
所在地 賀茂郡松崎町大澤
訪城日 2014.7.16日


城址の北西側に建つ山神社。背後の山上へ遺構は続く。 神社に向かって右側に残る遺構の断片。社の裏には空堀と思われる溝と土塁が有り、
中央部分が削り取られているが、土塁の形状や土段の断片から社の部分に虎口が
有った様に思える。
空堀と思われる遺構。左が主郭側。奥に上段の郭へ上る道がある。 同じく空堀と城壁。
空堀奥の土塁がL字に折れる部分で、切れ目らしい部分が有り、下の腰郭からの虎口か。 堀切から上った郭。夏だった為に草が多く、形状が分からない。
更に上った所の堀切から堀下りを通り、堀切内へ入る。 堀切を南西側から見上げる。
堀切から神社側の櫓台地形を見る。 主郭の城壁と虎口(左端)を見る。城道に対して土塁が盛られている。
虎口から見た主郭内部の現状。藪が多く見通しが悪いが、削平されていて、北東側は崖の
様に切り立っている為、南西側にコの字型の土塁を盛って備えている。
主郭の土塁で奥が虎口部。
主郭南東側の腰郭を主郭から見る。藪が多く分かり辛いが、形状は三角形をしている。
この先にも堀切と郭が有ると言う事ですが、藪の為退散しました。
同じ腰郭から主郭側の段差を見る。全体的に技巧的な遺構は見られず、室町期から
戦国期の小領主の城と思われます。