田代砦


形式 山城 【位置】
大見川の南河岸へ張出した尾根の先端にあり、直下を古道が北西から南東へ通っている。
年代 鎌倉時代
城主 田代冠者信綱
遺構 郭・土塁・虎口・堀切・井戸?
所在地 伊豆市田代
訪城日 2009.12.8



中央の木立が城址。手前の切岸上が古道


【歴史】
鎌倉時代、源信綱(田代冠者信綱)がこの田代周辺を治めていたと言われており、函南町の田代にも信綱ゆかりの田代城の遺構が残っている。



【遺構】
田代砦は尾根の先端に、三郭で構成され、二の郭が最も低い。幅4m程の尾根続きを三の郭として、同じ幅の二の郭との間と、主郭間にそれぞれ堀切を入れている。三の郭と二の郭には土塁が見られず、主郭のみに二の郭側から北側にかけてL字に残っている。主郭は幅10m、長さ15m程で南西に虎口があり、井戸跡のような窪みが見られる。
主郭と二の郭間の堀切は、中央が盛上がっており土橋と思われる。また、同堀切の北側斜面には段郭も確認できる。小人数で籠る砦で簡単な造りであるが、遺構は良く残っていてなかなか面白い。


【左】主郭の内部。中央の木切れのある所が井戸跡らしき窪みで、左奥が虎口。正面奥が堀切側の土塁。
【右】主郭(左)と二の郭(右)間の堀切。
【左】二の郭内部の現状。三の郭側から撮ったもの。藪が多く、表面観察が難しい。
【右】二の郭と三の郭間の堀切を三の郭から撮ったもの。
【左】三の郭を尾根側から撮ったもの。尾根側には
   微高低差の切岸が見られる。


【道】
修善寺中学校前の鮎見橋交差点を県道349号へ入り、鮎見橋を渡って400m程進んだ所の信号を左折。道なりに1Km強ほど走ると左側に鉄塔が立ち、田代砦専用の駐車場がある。道の反対側に案内板と石柱があるので、お宅の前を通り(家の方がもし居らしたら挨拶を忘れずに)奥の谷へ入ると直ぐ右下に五輪塔などが見え、更に山道を上ると、右の尾根へ上る道があるので、進むと堀切に着く。